2009年私的ベスト30!

2009年の「今月の5枚」のエントリからさらに厳選してベスト30選んでみました。一応番号振ってますが若干便宜的に振っている感も否めません…
あくまでも2009年リリースの作品ではないのでご注意を。割とカオスかもしれません。そうでないかもしれません。


1.David Bowie/Low(UK,1977)
 ポップスターがアンビエントだなんてしかも商業的に成功したなんて…全てが凄いと思える。
2.Robert Fripp/Exposure[Third Edition](UK,1979/2006)
 Red期のKing Crimsonの流れを組みつつFripp流のポップにもなりつつDiscipline期クリムゾンの準備を進めていたんだろうかと思わせる。
3.The Mars Volta/Octahedron(US,2009)
 おとなしめかと思いきやこれまでにない意欲作。狂乱的なだけじゃないのだ。
4.Early Cross/Solstice(Japan,2008)
 ミニアルバムながら快作。ハード、シンフォ、トラッド、メタル…etc.ジャンルの壁は彼らの前にはないかもしれない。
5.Wobbler/Afterglow(Norway,2009)
 北欧シンフォの傑作。目まぐるしく飽きさせない展開とこのキーボード感はプログレファンなら必聴。


6.Jeff Beck/Performing This Week… Live at Ronnie Scott's Jazz Club(UK,2008)
 最新ライヴアルバム。楽しそうにTal Wilkenfeldと弾くライヴ映像もオススメ。
7.Transatlantic/The Whirlwind(UK/US/Sweden,2009)
 ついに彼らが帰ってきた。77分1曲の大作に圧倒されるべし。
8.Procol Harum/Shine on Brightly(UK,1968)
 Transatlanticもカヴァーした大曲'Twas Held in Iは圧巻。1968年作とは思えない。
9.ゆらゆら帝国/空洞です(Japan,2007)
 落ち着いて聴けるんだけど実はこの作品を語るべき言葉を持っていない…でもオススメのトータルアルバムなんだ…
10.相対性理論/シフォン主義(Japan,2008)
 決して演奏は上手くない。決してヴォーカルも上手くない。しかしギリギリのバランスと卓越したポップセンスの絶妙な化学反応。


11.Anekdoten/Chapters(Sweden,2009)
 北欧プログレの雄Anekdotenのベスト。近年作やライヴ曲からの選曲の所為か攻撃性は薄めか。アウトテイク多めのdisc2も必聴。
12.Porcupine Tree/The Incident(UK,2009)
 2年ぶりのアルバムは2枚組大作。ジャンルレスなセンスとクールさが光る。
13.筋肉少女帯/断罪!断罪!また断罪!!(Japan,1991/2009)
 2009年リマスター。ミニアルバムながら密度は濃い。オーケンのセンスが猟奇的に冴え渡る。
14.UKZ/Radiation(UK,2009)
 Eddie Jobsonがヴァイオリンを弾きまくるのかと思えばそうでもなくクリムゾンに近い極めてヘヴィな仕上がり。フルアルバムに期待。
15.Neal Morse/So Many Roads(US,2009)
 3枚組3時間半ライヴアルバム。ソロ曲だけでなくSpock's Beard、Transatlanticからの曲もあり飽きが来ない傑作。


16.Black Sabbath/Paranoid(UK,1970)
 言わずもがなの名盤。メタルの祖とは言われるがメタルというよりこの時代だからこその音が詰め込まれている。
17.Kalafina/Seventh Heaven(Japan,2009)
 梶浦由記プロデュースの1stアルバム。ヴォーカルのハーモニーに酔い痴れる。
18.鷺巣詩郎/ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 オリジナルサウンドトラック SPECIAL EDITION(Japan,2009)
 既存の曲に加え新たに加わったCM曲などオーケストラの迫力に圧倒。林原めぐみが細い声で歌う「今日の日はさようなら」「翼をください」も聞き逃せない。
19.ゆらゆら帝国/1998-2004(Japan,2004)
 ポップな曲が多めのベスト。普段の邦楽ロック、ポップに飽きたら聴いてみるべし。
20.椎名林檎/三文ゴシップ(Japan,2009)
 ポップだと思ったら大間違い。目まぐるしく変化する椎名林檎の音を味わえる久々のソロ作。


21.キリンジ/キリンジ SINGLES BEST Archives(Japan,2004)
 J-Popなんだけどどこか暖かい。そんな彼らのベスト盤。
22.King Crimson/Level Five(UK,2002)
 00年代クリムゾンのインプロ多めのライヴ盤。Red期を髣髴とさせるそのヘヴィな音は70年代を思わせる。
23.Miles Davis/Bitches Brew(US,1969)
 ジャズという枠を超えているといえるかもしれないインプロヴィゼーションの大作。69年だからこその作品か。
24.筋肉少女帯/UFOと恋人(Japan,1993)
 ハードロックとコミックバンドの際どい境目をギリギリのバランスで保っている作品。
25.Jean-Luc Ponty/Enigmatic Ocean(France,1977)
 エレキヴァイオリンを聴きたいならまずこれか。しかしヴァイオリンだけではなくAllan Holdsworthも参加しておりクオリティは高い。ジャズロックの名盤。


26.筋肉少女帯/シーズン2(Japan,2009)
 若干さらっと聴けるハードな音になってはいるが「ゴッドアングル Part2」など内田雄一郎の曲も光る。「心の折れたエンジェル」を初めとしてオーケンの詞も相変わらず衰え知らず。
27.Led Zeppelin/Led Zeppelin III(UK,1970)
 これも言わずもがなの名盤。今までちゃんと聴いてこなかったこともあり良さを再確認。
28.King Crimson/The Great Deceiver(UK,1992/2007)
 4枚組総時間5時間のライヴ盤。一番脂の乗っている時期でもありスタジオ盤と共にオススメ。
29.新谷良子/Wonderful World(Japan,2007)
 声優の枠を越えてロックしてると思う。作曲陣と2曲のインストはもっと評価されるべき。
30.Rush/Snakes & Arrows(Canada,2007)
 ライヴ盤はまだ聴いてないですがこの3人組は衰えを知りません。