9月の5枚

今月は不規則な枚数になってしまった…

今月の5-1枚

筋肉少女帯/月光蟲(Japan,1990/2009)
筋肉少女帯/断罪!断罪!また断罪!!(Japan,1991/2009)
相対性理論/シフォン主義(Japan,2008)
Porcupine Tree/The Incident(UK,2009)

何といっても相対性理論! 久々にドはまりした邦楽。意味があるようでないようなやくしまるえつこのけだるいヴォーカルとゆるいけクセのあるメロディラインが心地よい。『月光蟲』もかっこいいケド、さらに輪をかけて『断罪!断罪!また断罪!!』がすばらしい。6曲のミニアルバムでありながら聴いた後にはフルアルバムを聴いたような満足感。
Porcupine Treeの新作はdisc1が55分の大曲。大曲傾向が行き着いた先なのか、それともSteven Wilsonはこの先も用意しているのか。無論後者に期待。大曲とはいえど飽きずに最後まで聴かせてくれる。このPorcupine Treeらしさを失わずにプログレらしいところとプログレらしからぬ部分を同居させる魔法はいったい何なのだろう。プログレの再構築とでもいうのだろうか。あれ…The Incidentは単独レビュー書けるかも…。

次点の5-3枚

四人囃子/NEO-N(Japan,1977)
筋肉少女帯/サーカス団、パノラマ島に帰る(Japan,1990/2009)

今月の5枚に加えなかったのは単純に聴きこんでないという理由から。NEO-Nは意外に拒絶せずにすんなり聴ける不思議。『一触即発』を作り出したバンドとは思えない音の変化。時代に適応しようとする姿勢こそプログレッシヴといえるのかもしれない。

今月の5+2曲

筋肉少女帯/風車男ルリオ(月光蟲,1990)
筋肉少女帯/おまけの一日〜踊るダメ人間(断罪!断罪!また断罪!!,1991)
King Crimson/Doctor Diamond(The Great Deceiver [disc3:...Acts of Deception (the Magic Circus, or Weasels Stole Our Fruit)],1992)
相対性理論/地獄先生(ハイファイ新書,2009)
GRANRODEO/modern strange cowboy(2009)
栗林みな実/earth trip(2009)
Porcupine Tree/Time Files(The Incident,2009)

Doctor Diamondはオリジナルアルバムに収録して欲しかった一曲。"Larks' Tongues in Aspic"と"Starless and Bible Black"をつないでいるような印象を受ける。相対性理論の地獄先生は今月のへヴィチューン。聴いているだけで気分は女子高生。modern strange cowboyは享楽的なスピードで駆け抜ける一曲。アニソンであることを疑う速さ…