たぶん今年最後のCDレビュー。

いつのまにかCD300枚突破。

Pink Floyd/Animals

Animals

Animals

U.K. 1977


75年の炎と79年のThe Wallに挟まれた作品。
現代に問題を投げかけ風刺するそのコンセプトは変わらず、その曲構成は明確。
Pigs on the Wingをプロローグ・エピローグとして配し、その間に大作3つを挟む構成。
David Gilmourの鋭いギターからもかなりまっすぐにロック色を前面に押し出している。


政治的な主張をできるバンドなんていまどきそうそうないんじゃないかな。
Pink Floydだからこそできるんだと思う。
豚が飛んでいるシュールなジャケットも印象的。
ちなみにこの工場は実在するはず・・・

Pavlov's Dog/Pampered Menial

Pampered Menial

Pampered Menial

U.S. 1975


アメリカの70年代プログレ・ハード。
プログレという分類なのか迷うくらいハードロック寄りの
明快なアメリカらしいどことなく乾いたサウンド
ヨーロッパ的な湿った感じはあまりしない。
でこのバンドの好き嫌いがはっきり分かれそうなのがヴォーカルの声。
男のはずなんだけどとにかく高い。今まで聴いてきた中で一番高いんじゃないかっていうくらい。
あまりのハイトーンっぷりにひたすら驚嘆しつつも慣れればあっさり聴けるのでは。