Switch off the future right now.

レビュウも久々ですね。

Porcupine Tree/Fear of a Blank Planet

Fear of a Blank Planet

Fear of a Blank Planet

U.K. 2007


Porcupine Tree最新作にして初のトータルコンセプトアルバム。
18分の大曲を含む6曲50分構成。
明確にニートをテーマにしたのかはわからないけど
確かに未来の全く見えない鬱な引きこもりがテーマなのは間違いない。
日本じゃこんなのをテーマにした歌詞は絶対できないだろうな。
とりあえずどこまで行っても歌詞に未来は見えてこない。
とにかく鬱。


M1はキーボードのタイプ音と共にいきなり暗闇の中に放り出される。
リフもかっこいいしつかみはこのバンドらしさなのでは。
もう少しメロディアスなのを期待するのは期待しすぎかな。
M3は18分という曲の長さを全く感じさせない。
決して突っ走るわけでもなくどちらかといえば重々しい。


刺さるようなメタリックな音。
救いの見えない叙情的な音。
この緩急がとにかくたまらない。


前々作In Absentiaにも前作Deadwingにも増して
大作主義の傾向が強くなってきてるかも。


とりあえずおすすめ。