"ほんとうの夜は 奪い去られた"

久々ですね。
更新するの。

新月新月

新月

新月

1979年


これはもう
日本の誇るべきプログレ
だと思います。
プログレにとってはパンクの登場に押されたりして
方向転換が迫られていた時期のリリース。
これだけの楽曲のレベルの高さでありながら
1stのみで解散を余儀なくされた新月
不遇だったと言わざるを得ない。
商業的には成功できない時期だったんだなー。


繊細な構築性。
メロウで耽美。
意味不明で難解な歌詞。
和のテイストを取り入れながらも
欧米に全くひけを取らないサウンドは唯一無二。
メロトロンを初めとする様々な音は最高にドラマチック。
もはや伝説の域にあるかもしれない。
日本のフォークとプログレのセンスが
これ以上にないくらいに融け合っている。


そういえば一昨年くらいにKBBと対バンはってたのは
ギターの津田治彦だったはず。
実際にメンバーを見ていたのだな。

四人囃子/包 -Bao

包

1978年


四人囃子の4th。
2ndの一触即発とは本当に同じバンドなのかわからないくらいの変わりよう。
プログレのテクを仄かに残したポップなサウンドといった感じだろうか。
森園勝敏四人囃子プログレ的要素として絶対だったのでしょう。
脱退して結成したPRISMはジャズロックだったし。
この四人囃子佐久間正英中心のバンドにみえるけど
この人はJUDY AND MARYのプロデューサーだったりして
思いのほか幅の広い人みたいで。
ポップな路線に大きくシフトチェンジしているのは
それはそれでいいと思うのですけれど
なんかまとまりがない。
方向性が見えない。
それが残念なところ。