9月の5枚。

随分間が空いちゃったけど収穫の9月。たくさん聴いてたとおもう。

それにしてもこのThijis Van Leerは呪術的とかじゃなくてイっちゃってるとおもうんだ…

今月の5+4枚

John Coltrane/Blue Train(US,1957)
Cannonball Adderley/Somethin' Else(US,1958)
Focus/Moving Waves(Holland,1971)
Anthony Phillips/The Geese & the Ghosts(UK,1977)
Kate Bush/The Kick Inside(UK,1977)
タモリ/ラジカル・ヒステリー・ツアー(Japan,1981)
Camel/Stationary Traveller(UK,1984)
Underworld/Everything, Everything(UK,2000)
ERA/忘れられた舟(Japan,2010)


まずはJazzの名盤2枚を。やっぱり格が違う。夜、部屋に帰ってきたら自然とかかっている、そんなジャズの心地よさ。1950年代のこの音を今プレイできる人はいるんだろうか。もうその雰囲気の立ち昇りかたがそもそも違うものなんだろう。
FocusはHocus Pocus聴きたさに。確かにこんなにヨーデル効いてたらその後のメロディの美しい曲がどうしても霞むのは仕方ない気も。"Focus II"は特に美しいのです。泣きのギター。
Anthony Phillipsの1stは静かで叙情的な穏やかな美しさを湛えた作品。おやすみ前に聴きたい。
Kate BushはWunthering Heightしか聴いたことがなかったのだけど粒揃いの1977年の1st。David Gilmourプロデュースだけあってこのソプラノヴォーカルがロックになる不思議。
タモリの『ラジカル〜』は曲と語りが交互に入る一つのコンセプトアルバム的なストーリー作品。決して歌が上手いわけではないけれど演技力で聞かせる。なんともシュールでありながら歌謡曲然としている。
Underworldはどこか懐かしい。Born Slippy Nuxxを聴くとやっぱり震える。実際にライヴでノれたらこの浮揚感は凄いだろうなと思える数少ないアルバムかもしれない。
ERAはライヴに行ったので。バイオリンとギターというアコースティックな中に激しさが入り混じる。壷井さんと鬼怒さんの曲の性格が出ていて2人の作品の毛並みがまた全然違うところが面白い。

次点の5-1枚

Tangerine Dream/Ricochet(Germany,1975)
David Bowie/Lodger(UK,1979)
Soft Machine/Land of Cockayne[remaster](UK,1981/2010)
Porcupine Tree/Recordings(UK,2001/2010)


ベルリン3部作3作目LodgerはLowとか"Heroes"に比べるとやっぱり影が薄い…。それにしてもボウイはRykodisc盤に限る。

今月の5曲

Anthony Phillips/Collections(The Geese & the Ghosts,1977)
Underworld/Born Slippy Nuxx(Everything, Everything ,2000)
Alstroemeria Records/Bad Apple!! feat. nomico(EXSERENS,2008)
YUKI/2人のストーリー(2人のストーリー,2010)


Anthony Phillips/Collectionsはこんなにも頼りないヴォーカルでこんなにも美しい曲があるのかと思う一曲。いつのまにか涙が伝っていそうなそんな曲。