暗鬱とか老人と海とか。

随分前の4枚のうちの2枚後編+2枚。

Pink Floyd/More

More

More

U.K. 1969


69年リリースの映画のサントラ。
映画自体はそれほどでもないらしいけど。
サントラだからか1曲あたりはとても短いし
あまり有名じゃないけど名盤でしょう。
前期Pink Floydでありながらサイケ色も既に薄れ
逆に後期にもないロック色の強さ。
死にたくなるような気だるい曲もあれば
テンション上がるハードロックもあり。
大作主義的な傾向の後期とはまた違った輝きがあるんでしょう。
前期の傑作。

Van Der Graaf Generator/Pawn Hearts

Pawnhearts

Pawnhearts

U.K. 1971


とりあえずアバンギャルドです。
そしていくらかは呪術的です。Magmaほどではないけれど。
重々しいんだけど聴きやすいような気もするし
なんだかまだうまく言葉にはできんね。
曲構成はいかにもプログレ的なわけだが。
3曲50分。3曲目の23分の大作が一番いい。
vocalのPeter Hammillが少し気になる。
Peter Gabrielほどアクは強くないけど。
Robert Frippがゲストで参加してたり。

Anekdoten/Vemod

Vemod

Vemod

Sweden 1993


邦題:暗鬱。Anekdotenの1st。
ジャケットが素晴らしい。怖い。
70年代の太陽と戦慄〜レッド期のメタルクリムゾンの
暗黒面を引き出した感じでしょうか。
クリムゾンとの酷似を賞賛されたり批判されたりするこの1stではあるけど
クリムゾン的な攻撃性を再現しているという点で傑作なのでは。
そしてタイトル通りの暗さ。暗さとは言っても攻撃的な暗黒。
この人たちは余すところなくメロトロン使ってくる。
とにかくかっこいい。

Le Orme/Felona E Sorona

Felona E Sorona

Felona E Sorona

Italy 1973


名盤の呼び声高いLe Ormeのトータルアルバム。
9曲30分以上ほぼ切れ目なし。
EL&Pを髣髴とさせる冒頭のスリリングなキーボードサウンド
そしてドラマチックでロマンチックなピアノ。
vocalの甘美な響き。
イタリアらしいしつこさはあまりない。
どことなく哀しげ。そして哀しげでありながら美しい。





Mars Voltaの3rd誰か持ってないかなー

そういえば
KENSOが新作出したらしいですね