太陽と戦慄

King Crimson/The ConstruKction of Light

The ConstruKction of Light

The ConstruKction of Light

U.K. 2000


ヌーヴォメタルを自称するKing Crimsonの2000年代の第一弾アルバム
のはず。
70年代全盛期クリムゾンの音を
80年代以降のクリムゾンの音で再現してみました
というのが印象。
Starless and Bible Blackの最後を飾るFractureの発展系FraKctured
Larks' Tongues in Aspic(太陽と戦慄)Part ?
この二つはまさにそのまんま。二番煎じの感は否めない。
確かにまだこのバンドは前進している。
そして確かに新たなサウンドでロックを追求してはいるんだろうけど
ジャンル通りこのアルバムの音が進歩的かと言われれば
それは判断しかねる。
ただAdrian Belewの声が個人的にはあまりしっくり来ない。
John Wettonのあの渋さじゃないと物足りない。

National Health/National Health

National Health

National Health

U.K. 1978


カンタベリーのJazz RockバンドNational Healthの1st。
1stとは言ってもこのバンドはどうみても
Gilgameshを吸収したHatfield and the Northなので
Hatfieldの延長上、むしろHatfieldの3rdとみても問題ないはず。
というか女性のスキャットが入るところあたりはどうみても同じ。
曲が細切れになるというスタイルかそうでないかの違いくらいか。
この作品はどちらかというと大作志向で
20分×4曲構成のSoft Machine/3ほどではないけど4曲構成。
もうJazz Rockの完成系なのではないだろうか。
どちらかというとエレピをはじめとしてキーボードを聴くアルバムかもしれない。
Hatfieldよりも少しだけロック色強い一方でインプロも充実。
密林にはないみたい。